ウッドショック!にショック!

ウッドショック
「ウッドショック」2021年の住宅・不動産業界はウッドショックと呼ばれる世界的な木材の供給不足と価格高騰に見舞われた、それとともに日本の林業や材料の調達面における脆弱性も浮き彫りになりました。
木材高騰の震源地となったアメリカでは、コロナで急激に普及した在宅勤務やリモートワークが拍車をかけて一時は中古住宅の流通在庫も不足し新築へのニーズが高まった。2021年12月時点では一見落ち着いている雰囲気ではある日本国内だが2021年9月頃にはピークも去り落ち着くと見られていたが、木材の取扱関係者や工事関係者が調達に苦労している状況は今も変わらないことから、2022年の年明け以降もウッドショックは解消されないのでは?という警戒感も高まっているのも事実だ。
事件は現場で起きている!

刑事ドラマの主役が、そう叫ぶ気持ちがわかりました。それは先月ご成約いただいた某パワービルダーの販売現場での出来事です。

ご成約時はまだ建物が建っていない物件でしたが、融資の手配等お客様との打合せも一息ついたので新着状況を確認しに現場に行ったところ・・・

??どういう事??一瞬頭の中が「無」になりました!

なんと!綺麗に外構だけ完成していたのです!ブロックや駐車場部分のコンクリ打ちまで!見事に!郵便ポストまで綺麗に立っています!

業界歴25年以上ですが、初めての出来事でした、ビックリして売主担当者に確認を入れたところ担当者は、ウッドショックの影響で材料の調達に遅れが生じて少しだけ予定より遅れていたので「出来る工事(外構工事等)から先行して進めました」との回答でした。後日、今後のスケジュールを確認したところ、材料等の目処がたち計画上問題ない内容だったので、ほっと一安心ですが正直焦りました。

 

その後順調に進んでいるので良いですが、改めて「ウッドショック」という状況を確認してみようという出来事でした。

そこで建築業界の動向を気にしていたところ、こんなニュースを発見したのでご紹介しようと思います。

飯田GH、世界トップクラスの森林資源を獲得!

どうなのでしょうか?これで僕(お客様)にとっての事件は現場で起きている!というような事案は解消されるのでしょうか?

材木の供給問題だけでなく温暖化やカーボンニュートラルの政策への取り組みなど理由は色々あると思われますが、一般消費者にとっては市場が大荒れにならないことを期待したいです。

引用:飯田グループホールディングスニュースリリースより

 

図左:過去約20年近くは多少の上下はあるものの緩やかに上昇していく形でほぼ横ばいだったのに対して、、図右:2020年の11月からはコロナの影響もあり海路で必要なコンテナ不足が拍車をかけてウッドショックの影響が急激に高まると同時に材木価格が約1.5倍〜2倍に価格が上昇してしまう事態なってしまいました。製材の輸入価格は3倍近くまで跳ね上がってしまったものもあるようです。、経済産業省の解析室の動向調査でもウッドショックに関しては今後の状況を注視していかなくてはならないと発表している。
2021年11月17日にスターバックスジャパンは「繰り返し使えるカップを、「借りて・返して・再利用する」循環型プログラムの実証実験を2021年11月22日より一部店舗での実証実験を開始すると発表した。
【第一弾の実証実験の概要】
・日程:2021年11月22日(月)〜5月31日(火)
・実施店舗は丸の内エリアのスターバックス以下10店舗
・利用料金は実証実験スタート時は無料(変更の可能性あり)としている
私が初めてこの取り組みを知ったのはTVのニュースだったが、あ!やっぱり都会だけなのね?と思ってしまったけど、実験結果を楽しみにしている。
プラスチックゴミ削減の取り組みとしてプラスチックのストローを全面廃止したスターバックスだが、その他の大手企業も次々と環境への取り組みの動きを見せている。
私はCOFFEEが好きで、なおかつ近所にスターバックスがあるのでほぼ毎日利用しているが、プラスチックのストローから紙のストローに変わった時は実はショックだった、なぜなら紙のストローは匂いだったり紙の味が気になったからだ。しかしプラスチック削減の取り組みで紙を利用することにしたが、パルプ(紙製品)の原材料や建築資材は木材である、ウッドショックは急激な供給不足のために起こったが将来的には未来永続的に続くであろう環境問題としてはどうなのであろうか?
はっきり言って「わからない」というのが正直なところです。
ウッドショックの終焉かどうかは来年の動向次第だと思われる、私の置かれている現状からすると今後の建築価格に反映されず、販売物件や建築価格が上げ止まりになって初めてウッドショックは一先ずは治まったんだと判断できるのではと思っているからです。
次回、木材関係の記事を書く時は是非「ウッドショック終焉」というタイトルが書けることを願っております。
しかし私が今言えることは、住宅を必要としていて、そして資金計画がしっかり出来ていれば購入を控える必要もないと存じます。
物件が少額や高額でも大事なのは、購入計画がしっかりできているかどうか?です
それでは良い「住活」を!!!
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